企業再生の秘策はあるのか?


■□  『 知的資産経営を実践してオンリーワン企業を実現! 』
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この経営士ブログは、
計画(仮説)・実行・検証・見直しのPDCAサイクルが
経営の継続的改善の根幹と考え、知的資産経営を実践することで
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今回のテーマ:企業再生の秘策はあるのか?


景気の二番底懸念が広がっています。
民主党連立政権は、「ガソリン暫定税率廃止」、「高速代の無料化」、
事業仕分け」の公開等話題を提供しましたが、
『大山鳴動してねずみ一匹』・・・の感はぬぐえずです。

現実的な問題である、円高、デフレ対策、35兆円とされる
需給ギャップ解消に繋がる景気対策は何ら解決の糸口も
見えてきません。大変、深刻な状況です。

しかし、企業は断じて、継続されなければなりません。
「愚人は経験に学び、賢人は歴史に学ぶ」と言われます。
こんな時こそ、解決の糸口を歴史に学びたいと思います。

今回も再び、童門冬二氏の小説「上杉鷹山」を取扱います。
私は、この小説は危機に瀕した組織をどう立て直すか、
企業再生の実践書・成功事例として、最適のテキストと考えています。

江戸時代中期、第九代米沢藩主上杉治憲(隠居総髪し、鷹山と改名)は
高鍋藩秋月家から米沢藩の養子となり、17歳の時、名門上杉家の家督
相続しました。

今年のNHK大河ドラマ天地人」上杉家家老直江兼続が主人公で
放映されました。

治憲が家督相続した時の米沢藩は、大変な財政危機に瀕しており、
今で言う債務超過、事実上の破産状態にありました。
商人にも見放されて、お金を貸して貰えず、藩政を幕府に返上するか
否かの決断を迫られている状態でもありました。

治憲が初めて入った米沢藩は、「山も死に、川も死に、土も死んでいた。
そして、何よりも死んでいたのはそこに住む人々の心も死んでいた。
米沢藩に住む領民は誰ひとりとして希望を持っていなかった」
という灰の国であったという事実です。

治憲は、このような米沢藩をどのように改革していったのか?
決して、特別な秘策ではありませんでした。

1. 改革に必要な情報の公開と分析
2. 解決策の考究とそれを妨げる障害の認識
3. 障害克服のためのモラールアップ、全社員参加

というものでした。この改革を妨げる障害には、
3つの壁があると考えました。

1. 制度の壁
2. 物理的な壁
3. 意識(心)の壁

治憲は、「改革」はこの3つの壁を壊すことであると考えました。
特に壊さなければならないのは、「心の壁」でした。
そこで、この心の壁を壊すためには、

1. 情報はすべて共有する
2. 職場での討論を活発にする
3. その合意を尊重する
4. 現場を重視する
5. 城中に愛と信頼の念を回復する

治憲はこれらの方針を立て、藩政改革に挑戦し、成し遂げます。
そこには「藩の基は藩の領民にある。それゆえ、領民を豊かにする」
という直江兼続以来の愛と信念に貫かれています。

その重要成功要因を考えて見ると、
「共通認識」、「コミュニケーションの活性化」
そして「信頼」です。

今の中小企業もこの米沢藩のような状態にある企業は
けっして、少なくないと思います。

政府の愚策の影響は非常に大きいですが、批判しても、解決しません。

今こそ、全社員が結束して、知恵を出し合って、その合意したものを
やってみることです。現場の「創造と挑戦」です。
そして、「我々は必ずできる」という心の壁を破ることです。


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(特)日本経営士協会について

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創立以来50年余、日本最初の経営コンサルタントの資格である
「経営士」を付与・登録し、日本最初の経営コンサルタントを育成してきた
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