平均値の落とし穴
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■□ 『 知的資産経営を実践して需要創造型企業を実現！ 』□■
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■□ この経営士ブログは
仮説（計画）・実行・検証・見直しの
PDCAサイクルが経営システムの根幹と考え
知的資産経営を実践することで
需要創造型企業を目指します！
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■□ 知的資産経営は、これまでの事業展開における
経営資源の重要成功要因を認識・評価し、さらに活用・強化し
事業価値を高めて、企業再生を図る経営手法です。
今後の中小企業経営の必須条件です。
■□ 今、企業経営で求められているのは、
従来のような数値目標を羅列した事業計画書ではなく、
根拠のある実現性の高い事業計画書の策定です。
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■□ 今回のテーマ：「平均値の落とし穴」
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今日は平均値について考えてみたいと思います。
モノゴトを分析・評価する際、平均値を出して、
その数値を基に対策を考えるのは、意外に
落とし穴があるように思います。
所得平均、貯蓄平均、平均はいくつというように、
平均値はよく使われます。
役人が主婦とか、住民に何かの説明をするとき
調査結果、統計データなどを数値で説明しますが、
その数値は聴衆の実感とかけ離れている為、
殆ど納得、理解が得られません。
この時使われる数値は分かり易くするため、
平均値の場合が多いように思います。
平均値は任意の実数の為、現実とは相違があり
納得を得られるには、平均値は適切ではないことを
意味しているように思います。
例えば、作業効率を上げる為、仕事全体を分析するとします。
基本的には、以下のように分解したとします。
1. 作業場のレイアウト
2. 作業内容
3. 動作内容
4. 使用機械・道具の機能・性能
5. 作業環境（明るさ、温度など）
それぞれを替えて、時間を計ったとします。
替え方はたくさんありますが、制約がありますから
出来得る限りの範囲で実施します。
そこでかかった時間を平均化します。
その平均値を基に分析・評価し、
この条件が最も効率がよいという
結論を出すことになります。
しかし、モノゴトの結果にはでこぼこがあります。
バラツキと言ってもよいです。
このバラツキが出来る原因が大事です。
このバラツキの中に真因が隠れている場合があります。
例えば、作業者の属性（技術力、経験、身体能力、年齢、性別、
身体（身長・体重）、扱う材料・製品の得手不得手など）でも
作業時間は違ってきます。バラツキが出ます。
平均値はこのバラツキを均してしまいます。
これらを全て含めて、作業時間を評価する必要があります。
大概の現場では、簡単には正確な統計データは集計できません。
しかし、平均値は簡単に出せます。
それで、それを多用すると思わぬ落とし穴に
陥ってしまう恐れがあります。
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【発行者】経営コンサルタント事務所
湘南経営アドバイザリー 代表 戸板 武志
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