事業継続計画と部品の共通化・差異化

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■□　『　知的資産経営を実践して需要創造型企業を実現！　』□■
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━━━□■　ミッション　■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■□　この経営士ブログは
仮説（計画）・実行・検証・見直しの
PDCAサイクルが経営システムの根幹と考え
知的資産経営を実践することで
需要創造型企業を目指します！

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■□　収益向上には、顧客創造が必要です。
その為には、顧客に感動を与え、共感・共鳴させることです。
それには、顧客の悩み、問題、欲求等を解決する為に
生活者の視点でモノゴトを考え、アイデアを事業化することです。
社員一人ひとりの価値創造が要求されます。

■□　知的資産経営は、これまでの事業展開において
経営資源の成功要因を認識・評価し、さらに活用・強化し
事業価値を高めて、企業再生を図る経営手法です。
今後の事業の持続的発展の必須条件です。

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■□　　今回のテーマ：「事業継続計画と部品の共通化・差異化」
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「経済産業省の「自動車戦略研究会」が、メーカーを超えて
自動車部品の共通化を促す方針を打ち出すことが分かった。
東日本大震災で自動車部品のサプライチェーン（供給網）が寸断され、
生産停止や大幅な減産を余儀なくされたことを受け、
共通化によって調達態勢を強化。」−SankeiBiz

同研究会は各メーカーの部品が独自仕様であった為、
サプライチェーンが寸断された際、代替品が調達できず、
生産停止や大幅な減産に追い込まれたと考えているようです。
そこで部品の共通化を行えば、特定の部品会社が生産が
出来なくなっても、他の部品会社から調達できるということです。

今、事業継続計画（BCP）が重要視されています。
その急所は生産の復元力だと言われています。
いかに早く元の事業体制を回復できるかということです。
この継続計画でもうひとつ重要なことは、代替生産
または代替品の調達ルートの確保です。

しかし、この部品の共通化、代替生産及び代替品の
調達ルートを確保には、重大な課題があります。

部品の共通化は競合他社との差異化が困難になるということです。
差異化が出来なければ、シェア、規模のメリットが優先されます。

また、代替生産、代替品の調達ルートの確保では
部品会社が疑心暗鬼になり、全面的な協力が得られない
という懸念が出てきます。

協力会社はいつ代えられるか分からないのでは、
安定した経営が出来ませんので、継続的に注文してくれる
取引先を優先的に考えます。当然なことです。

今までは差異化の先にあるオンリーワン企業になることが
中小企業の生き残り戦略でした。
ところが、事業継続計画を考えるとそれが欠点になってしまいます。
今、企業戦略の見直しが迫られています。

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【発行者】経営コンサルタント事務所
湘南経営アドバイザリー　代表　戸板　武志
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